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日記ログ
ssミト+ノイ「わすれないで」
「ノイシュ、おいで?」

ミトスは細い腕を伸ばすが、警戒したように唸る獣を前に。
空を切った手をそのまま下ろす。緩慢な動きだった。

「嫌われたものだね。」

ノイシュと呼ばれた獣は気がついてる。
目の前の少年は、くすりと口の端を持ち上げるが目は笑っていない。
それでもその一片の孤独を感じたその感覚を信じて。

「何もする気は無いよ。おいで。」

4000年前にしたように、少年の顔へ優しく額を擦り付けた。
それでもノイシュには少し前の出来事のようだった。
プロトゾーンは人類の寿命では考えられないほどの時を生きてきた。
それこそ古代大戦の開戦時よりも遥か昔から。

「いい子だね。」

そっと、触れるぬくもりは、これで最後。
やがてミトスは、離れていく。これでいい。
弱音も孤独も、やがては昇華されるから。
ミトスの独白を聞きながら、ノイシュはミトスの頬を舐めた。

「クゥーン」

「僕らしくなかったね。忘れて。
……君が僕らと同じ言語が使えたら良いのにね」


忘れられるものか。



(何がかきたかったの か な…!?
とりあえずノイシュとミトスの友情!!
意外にノイシュは、甘やかさない強い意志の持ち主ですので。
古代大戦時もノイシュに助けられていた時があったのではないかと思ってます。
ちなみに、ミトス関連のスキットの中で一番好きなものからの抜粋です、ね
眠いときにやるもんじゃヌェーな)

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